貴重なナチュラルルビーを使った、ワンランク上のエンゲージリングを制作しました。エンゲージリングといえばここ十数年はダイアモンドが主流ですが、中世以降、カラーストーンや誕生石を使う長い歴史があります。今回はミャンマー、ナムヤー鉱山産出のA-6ナチュラルルビーを使用した、ジュエリーらしい逸品としてデザインしました。
シンプルなミル打ちリングは、お客様がデザインイメージをお持ちくださったものです。当初は同様のバゲットカット(長方形)のダイアモンドを使用の予定でしたが、ご検討いただいた結果ルビーを使用することになりました。
一般的な宝石店、デパートに並ぶルビーは99.9%が色の向上を目的とした加熱処理が行われておりますが、このルビーは採掘された鉱山まで明確で、そういった処理を一切経ない特別なナチュラルルビーです。
A-6は色の濃さ、美しさともに最上級のもの。このレベルのルビーをお持ちの方にはほとんどお目にかかれないと思います。
イエローゴールドにプラチナの爪で留められたルビーは安易な「赤」ではなく、何とも言えない深い味わいのあるもの。
「これぞ本物のルビーリング」と言える、大人の婚約指輪になりました。