漆とハンマーテクスチャー(槌目模様)、彫刻とダイアモンドを入れたマリッジリングを制作しました。指輪を3つの面に分け、1面には唐草模様の窪みを入れて青の漆を塗りこみました。漆は何度も塗り重ねることで強い層となり、お風呂や炊事にも問題なくお使いいただける強い素材です。様々な色が調合可能で、今回はやや濃い青としました。もう1面はハンマーで叩いた模様を艶消しにして入れ、3つ目の面は和彫りの彫刻で唐草模様を刻んでいます。
通常、彫刻や漆塗りは広い面を必要とするために幅広のリングになってしまいますが、この指輪では面を斜めにとることで幅を抑えながら様々な模様を入れることに成功しました。
回す面ごとに異なる印象が楽しめる、お2人だけの結婚指輪となりました。