形と印象を変えながら、共通する彫刻模様を彫り入れたマリッジリングと、重ねて使えるエンゲージリングを制作しました。マリッジリングはお二人のご希望を伺いながら、異なる形に共通点を設けてデザインしました。女性用はMIORINGの「花衣(はなごろも)」タイプです。わずかにVの曲線を描くシルエットで、半面に線唐草模様を彫り入れ、もう半面には5石のダイアモンドをグラデーション状にセットしました。
男性用は指に合わせた幅4.5mmのストレートリングとして、一周全てに線唐草模様を彫刻しました。また、全体をブラックルテニウムコーティングすることで、光沢感のあるブラック仕上げとしています。
エンゲージリングのデザインは、女性用の結婚指輪と共通する花衣です。肌色のような淡いピンクのオリジナル素材「K18桜ゴールド」を鍛造製法で鍛え上げ、クラフトマンの手作業で曲げて削ることでなめらかな曲線を描き出します。
ダイアモンドは0.258ct、Eカラー、SI1、エクセレントカットを使用。丸く優しい印象のプラチナ製6本爪でしっかりと留め、両脇にはメレダイヤ2石を添えました。まるで2つの手のひらがそっとダイヤを支えるような、優しい雰囲気です。
お二人のご希望をしっかりと取り入れた、特別な婚約指輪・結婚指輪になりました。