四角形のダイアモンドを使い、側面に彫刻を入れたマリッジリングを製作しました。スクエアカットのダイアモンドは、一般的なラウンドブリリアントカットに比べて透明感が強く、上品で控えめな輝きが魅力です。それぞれ縦と横の比率が違ったり、厚さがバラバラであることが多いため、使用するのが難しい形状でもあります。今回はこれを中央に配置し、大人っぽい印象のマリッジリングにしました。リングはそれぞれ、指に合わせた幅2.7mmとしました。ストレートのシンプルなシルエットで、エッジを感じられるフラットな形状としてミル打ちを彫り入れました。
側面には永遠性と生命力を象徴するアラベスクのうち、波唐草を手彫りで彫り入れています。動く度に側面がキラキラ輝き、控えめながらしっかりと主張してくれます。
リング表面の仕上げは、片方を鏡面仕上げ、もう片方をつや消し仕上げとすることで、お二人の個性を取り入れ、印象を異なるものにしています。
お二人のこれからの人生にいつも寄り添ってくれる、特別な結婚指輪です。