女性用・男性用でシルエットを変え、共通のモチーフを入れたマリッジリングを製作しました。男女でお好みが違い、理想の形が異なるというご相談はよくいただきます。今回は共通点をつくりながら、お二人のご希望をしっかりと取り入れたデザインとしました。女性用は人気のMIORING「花衣(はなごろも)」です。桜ゴールドをVラインに鍛造し、左半面に線唐草模様を、右半面にダイヤ5石をセットしたデザインです。中央には着物の襟のように切り替えをつくっています。
男性用は主にハードプラチナを使い、ストレートなシルエットをご希望いただきました。同じ塊から鍛造した桜ゴールドを1/3程度使い、共通の模様を彫刻。切り替え部分は斜めにしました。表・裏を組み合わせると、プラチナと桜ゴールドをお好みの見せ方で着用していただけます。
一生身に付けるものに妥協せず、個性と共通点の両方を詰め込んだ結婚指輪になりました。