下準備

クラフトマンの山崎です。
楕円形のダイアモンドがトップ部分に7石セットされたリングのリフォームのご注文をいただきました。
このようなデザインの指輪のご相談は時々いただくのですが、10年以上の経験のなかで、初めてダイヤモンドの台座を一つ一つばらす作業をしました。
リフォームはダイアモンドを外して台座(ダイヤがセットされる台座)ごと新たにお作りすることが多いですが、石座をそのまま活用するための荒業です。
彫金用の糸ノコで切断するのですが、普段使っているノコ刃(ば)は厚さ0.20mm。今回はとても精密な作業のため、これでは厚すぎるので0.16mmのノコ刃を使用しました。
石座と石座の間を切断するのですが、どちらかに片寄ってしまうと使えなくなってしまうので、緊張感のある作業でした。
きれいに分離できました。
ここからリングがピアスに生まれ変わります。