古くなり、変色してしまったオパールの指輪から石を外し、新たなデザインの指輪に作り直しました。金といえど、長い年月を経ることで配合した金属が変色したり、パーツとパーツを溶接した部分が変色してしまうことがあります。今回は石の大きさにくらべて華奢なリング本体を、ボリューム感のあるものに変更です。
オパールは比較的割れやすい素材のため、丁寧に取り外して表面を磨き直し（リカット）ました。艶やかさがよみがえり、まるで新品のような輝きを取り戻しています。
指輪本体は幅広のものとして、艶消しの上にメレダイアモンドをセット。ミル打ちを入れました。
オパールをやや低めにセットすることで、以前のものよりも全体の高さが低く使いやすくなりました。
また、元のリング本体は下取りさせていただき、制作代金から差し引きしています。
石の魅力を引き出し、なおかつ使いやすくするリフォームです。