伝統的な彫刻模様「和唐草」を彫り入れたリングを制作しました。彫刻刀を叩きながら模様を彫り入れる「タガネ彫り」（和彫り）の手法は、シャープな印象とミラーボールのようなキラキラ感が魅力です。
幅6mmのワイドなリングいっぱいに和唐草模様を途切れることなく彫刻しました。一般的な市販の彫刻リングの場合、サイズ毎に異なる円周に合わせることが難しいため彫刻が一周つながっていることはありませんが、ハンドメイドなら指に合わせてリングを制作し、彫刻もしっかりとつながったものになります。
リングが回ってしまってもどの面も美しく、永遠性を象徴する模様にふさわしい途切れないデザインとなります。縁には手彫りのミル打ちを彫り入れました。
リングの素材はピンクゴールドで製作。ブラックコーティングを施すことで引き締まった印象となりました。